「それでは、1度ゴロンと右に寝返りを打って、一呼吸置いてから、ゆっくりと頭が最後になるように起き上がりましょう」
ヨガのクラスに参加した事のある方なら聞いたことがあるかもしれないこのテの誘導
最後のシャバーサナから目覚め、起きあがる際に言われる事の多い誘導です
一体何故、右なんでしょう?
ハッキリした理由を知らなかったので、私は自分のレッスンでは、スタジオが狭くてスペース的にキツイ場合以外はあまり言ったことはありません
でもやっぱり、なんか理由あるはずでしょ
と不思議に感じつつ、師匠に聞いてみたり自分でも調べたりして、その理由を探ってみました
***
まず、右に、と誘導する事で、生徒さんが余計な思考を働かせずに動けるということ
これは確かに、右に、と誘導することのメリットと言えそうですね
言われるがままに受け身で動く事で逆に自由な心持ちで居られます
次に、たぶんこれが解剖学的に1番大きい理由なのだと思いますが、心臓が左寄りにあるので息苦しく圧迫しないように、という事のようです
へぇ〜
じゃあ試してみましょ
って事でどっちもやってみました
感想
うん、そんなに変わらんよね
ただし、色々な方がいらっしゃるので一般的には心臓が上に来る寝返りの方がいいのだと思います
次に陰陽=ハタの観点から見てみましょう
人の身体には背骨に沿ってスシュムナーというプラーナ(生命エネルギー)の通り道(ナディ)があり、そのスシュムナーの周りを螺旋状にイダとピンガラというこれまた別の2本のナディが通っているんだよー、
・・・という一聞してチンプンカンプン&ほんのりオカルト臭すら漂うこんな話
もちろん万人に共通する常識ではありませんが、今日の記事はここを外しては始まらないのであります
そんなもの、ほんまにあるの!?
という壁を感じる方は、1度こちらの記事を読んでいただけるとありがたき幸せです
さて、このスシュムナー、イダ、ピンガラというナディが実際にあって、そこをプラーナエネルギーが通っているという前提で!!
イダは月(陰)のエネルギーを通し副交換神経を司り左の鼻腔に、ピンガラは太陽(陽)のエネルギーを通し交感神経を司り右の鼻腔に繋がっていると言われています
ザクザクにざっくり言うと、左の鼻腔から呼吸するとリラックスするし、右の鼻腔から呼吸すると元気が出る、ということです
この効果に焦点を当てたのが方鼻ずつ吐いて吸う、いわゆるハタ呼吸という呼吸法なのですが、この働きがもしかしたらこの「右に寝返り」にも関係あるのかもしれない!
・・・実はこのこと、かの有名なシヴァナンダヨガの創始者、スワミ・シヴァナンダ師も生前その関係性について語った手記を出していらっしゃった訳では全くなく、私が勝手に思ったんですよ
つまり、右に寝返りを打つと左の鼻腔が通りやすくなる=副交換神経が優位になってリラックスするわけです
逆に、左に寝返ると右が通りやすくなってシャキッとするという事
シャバーサナから起きあがるときは、シャバーサナで深いリラックスからの目覚めのときなので、身体をなるべくリラックスさせたまま起きあがるのが理想なんじゃないかと思うのです
なんて事を考えながら、どっちも試してみました
感想
うん、そんなに変わらんよね
・・・はい
まあ所詮そんなもんです
でも陰陽の観点からしてもそういう違いはあるということ
とはいえ私は、やっぱり自分のレッスンの時には大概は「どちらかに寝返りをうって・・・」と誘導するようにしています
そうすれば、その時に自分自身の感覚で選ぶ事が出来るからです
イダやピンガラ、陰陽、そんな知識なんか無くても、そのときの自分の体はどっちがいいか無意識に選ぶと思います
もし、本当に心底どっちでもよくて、たまたまどちらかに寝返りを打ったとしてもそれはそれでひとつのその時の答えです
大事なのは、自分の感覚に耳を傾けてみる事
シャバーサナから目覚める時に、その感覚がレッスン前と比べて少しでも研ぎ澄まされているようなレッスンを提供したいなぁと右に寝返りながら思ったのでした(*^^*)
初めましてm(_ _)m ブログ村から飛んで参りました(・∀・)
数年前に椎間板ヘルニア&脊柱管狭窄症と言う病気で腰の手術をしました(´・д・`)
それまでは腰が痛くて左に向いてしか寝れませんでしたm(_ _)m
腰痛はマシになったのですが座骨神経痛が残り痛くてたまりませんΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ
ヨガは座骨神経痛に効くでしょうか?
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rossiさん
初めまして!ブログ村からこんにちは(*^^*)
そうですか、お辛いでしょうね・・・
坐骨神経痛ですがヨガが出来ますか?
という方は実は結構いらっしゃいます
筋肉の衰えや骨の歪みなどが坐骨神経痛を悪化させる原因になったりもするので、それらを改善するポーズで坐骨神経痛に効果があると言われているポーズもあるにはあります
ただ、間違ったやり方でやってしまうと逆に悪化させる事にもなりかねないので、必ずお医者さんの了承を取った上で、信頼できるインストラクターの指導の元で行われるといいかと思いますよ〜!
自分の心身を慈しむ事もヨガですから、お大事にされてくださいね(^-^)
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