アファーメーションという言葉、最近よく耳にするようになりました
成功者はみんなやってる!的な自己啓発本から
今の自分を変えたかったら、どっておきの方法をお知らせします!今すぐただちにクリック!的な胡散臭い系から
私はこのアファーメーションをヨガを通じて初めて知りました
そして実行するまで、人の性格とかってあんまり変わらないもの、というより変えられない物だと思っていました
ですが、実は全然そんなことないんですよね、むしろ人は常に変化し続けるのが自然なんです
ただ、目標を持たずにただのうのうと生きているとなかなか内面の変化は訪れないのかもしれません
ではどうやったら、自分を変えられるのか・・・
実はアファメーションにその糸口があるのですが、方法は意外にもに簡単でシンプルでした
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人間の脳みそって、ものすごく高度で緻密で精巧なシステムで、その上ただのAIとは違い有機的なゴースト(霊魂・心)が核となってできたすんごい未知なる神秘なるしわっしわの、味噌やねん!
・・・て私、ずっと思ってたんですけど、まあそれは確かにそうなんですけど実は結構、機械的で無機質な性質も持ち合わせているそうな
というのも、人間の潜在意識はコンピューターと同じでそれが是か否か、真か嘘かの判断よりも先に、ただインプットされた情報(言葉)の通りに自動的に動いてしまう、ということが最近の脳科学で明らかになっているんです
そして無意識のレベルで、誰しもがその潜在意識のメッセージに従っているのだとか
つまり、過去にインプットされた言葉の響きは思い込みとなって、その人の才能や性格までにも影響を与えているという事なんです
結局は、脳内ハードディスクにメモリされているものは単なる言葉の羅列でしかない
うーん怖いですねえ
日本では古来から「言霊」なんて言われて、言葉の持つ意味や響きに力があるものと信じられてきましたが、実際多いにその通りってわけです
「おまえは、あほや」と言われ続ければ簡単にその人はザ・自虐人間になりうるし、「やればできる!」と言われ続ければのび太だって大発明をしでかすやもしれません
これはどう考えても言霊の力で潜在意識を味方につけて、人生をより良くする方向に生かすべきですよね!
その方法が、ヨガでもよく言われる「アファーメーション」というやつです
アファーメーションとは肯定的な言葉で行う「自己宣言」のようなもので、一種の自己暗示でもあります
例えば「私はおおらかで優しい人間です」「私は豊かな生活を送っています」「私は優れたデザイナーであり、創造力に溢れています」というように、理想像がすでに実現しているかのように(もしくは実現しつつあるかのように)宣言することで、潜在意識にその響きを刻み込み、セルフイメージを高めていく方法です
やり方にはいくつかのポイントがあって、
・必ず肯定文を使うこと (ex. ×私は意地悪ではありません ○私は優しい人間です)
・すでにその理想が実現しているかのように宣言する (×私は漫画家になります ○私は人気漫画家です)
・シンプルで具体的な言葉を選ぶこと
・何度も繰り返すこと
がアファーメーションを成功させるコツです
・・・と、ここまで読んで「そんな宣言するだけで理想に近づけるわけないやん、あほらし」と思ったそこのあなた!
分かります、その気持ち
私も相当、疑り深い天邪鬼なんで、分かります
そんな天邪鬼系の人には、理想を宣言する前にイメージして欲しいとっておきの情景があります
それは、光のイメージです
理想像としての煌びやかな光の塊
この光の塊がだんだん近づいてきて、そのまま自分がまるごと光に包まれて、そして最後は自分自身がスーパーサイヤ人のごとくぴっかぴかー、というイメージ
この情景をイメージした後に続けてアファメーションをすると、自分の心の核へスッと染み込むように感じるから不思議
恐らくですが、ちょっと疑り深いタイプの人はアファメーションは効果がある、と信じるまでにワンステップ要るのかなと思うわけです
ポイントは、自分が光に近づいていくイメージではなく、光の球からこっちに向かってくるのをイメージすること
この光のイメージは、アファメーションで本当に自分の実現力は上がるのだ、というメッセージを潜在意識に向けて届けてくれているのかもしれません
とにかく、潜在意識へインプットされた自己像は人生の地図とも言える大きなベクトルですから、そうやってセルフイメージを高める事は成功への欠かせない第一歩とも言えるんですよね
完全な瞑想状態とはいかなくても瞑想を行っている時は平常時より潜在意識が知覚しやすくなるものですが、そういうときにこのアファーメーションを行う事で、より効果的にその言葉の響きを潜在意識に届けやすくなります
それを意図的に行うのが「サンカルパ」
数ある瞑想法の中でも眠りのヨガと言われるヨガ・ニードラでは、眠りと覚醒の狭間であるまどろみの状態で「サンカルパ」と呼ばれる誓いを宣言する段階があります
短く、肯定的な言葉を心の内で宣言する事で潜在意識に理想的なセルフイメージを刷り込ませ、自己実現するための土壌を作っていくのです
(当初「1カルパ」「2カルパ」「3カルパ」だと勘違いしていた事実はここだけの秘密です)
このサンカルパはアファーメーションと似通ったものではありますが、正確にはアファーメーションよりももっともっと霊的な、天命を全うするための魂の抱負に近いのではないかと個人的には感じています
というのも、ヨガ・ニードラ最中のまどろみの中では思考力よりも感覚力が大きくて、短いひと言で理想を宣言しようとするとどうしても大枠での方向性になりがちなんですよね
そして実はその「あんまり色々考えられへん状態」で選ぶ言葉が本物なんかも、なんて思ってたりもして・・・
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というわけで、私もサンカルパを唱えて理想の自己像を潜在意識に刻み込んでいる最中なのですが、私が理想像と聞いていつも思い浮かぶイメージというのは、言葉で簡潔に言うと「優しさ」と「強さ」と「シンプルさ」です
優しさ、という言葉にはおおらかさも柔和さも懐の深さも含んでいる気がするし、優しさがある強さというのが本当の強さであるように思いませんか?
シンプルさ、というのはごちゃごちゃ理屈で考えない、不必要なものを削ぎ落した真っすぐな意思であり、素直さでもあります
私は、優しく強くシンプルです
これが自分のテーマなのかもしれません
あなたの人生のテーマは、何ですか?
自分の理想像は、どんな思いを持ち、何を重んじて、何を成し遂げていますか?
具体的に思い描けば描く程、そのイメージは潜在意識に深く響き、その理想像に向かってはっきりと道が繋がっていく・・・
自分のテーマを簡潔な言葉で見つけることがなりたい自分に近づく第一歩であり、夢は心の底から思い描くことが実現への大きな躍進になるように思えてならないのです