インストラクター養成「資格短期取得」に違和感を感じるのはなぜ?

takeyabu

ヨガのインストラクターのティーチャートレーニング講座って本当に多いですよね!

いいことだと思います
それだけ多くの人がヨガを深く学べる場所があって、多くの人へ伝える場所も増えていく・・・

そもそも日本ではヨガを教える事に資格が絶対必要なわけではないし、ティーチャートレーニングは何もインストラクターになるためだけのものではなくて、自分のためにヨガを嗜んでいる人がさらに深めるために受けたっていいわけです
そういう意味でもその手の講座はとても有益かと

ですが、ヨガインストラクター養成講座短期集中!3週間でインストラクターに!
みたいな広告を見るとなんとも言えない違和感がこみ上げてくるのは私だけでしょうか・・・

「○○講座修了」ではなくて「○○インストラクター資格習得」という類の謳い文句には、それを受ければインストラクターになれる!というような、妙にひっかかるニュアンスを感じてしまいます

その違和感の正体は何なのか・・・?
未熟者の私が、未熟者なりにフェアな視点で探ってみました

***

はっきりいって

全くの初心者の方がいきなりティーチャートレーニングを受けて短期間でヨガの講師になるのは不可能だと思っています

「ヨーガの精神性はそんなに浅いもんじゃない、アーサナだけを教えるのがヨーガじゃない」的な事を言ってるわけではありません

もちろん、確かにヨーガの精神性は数ヶ月とかで人様に教えられるようなものではないし、私なんかではその入り口へ向かう道の途中の三角コーンまですら導けないかもしれません

ただ、私が今言及しているのはもっともっともーっと低レベルな話です

実際問題、多くの一般向けのヨガのレッスンはそこまで高度な事はしていないし、大体は呼吸法とアーサナメイン、場合によっては瞑想に少し重点を置いているくらいですよね
なのでそういう意味では、呼吸法の基礎と、ある程度のレベルでアーサナが出来る身体、そしてそれを伝えるスキルがあれば、ヨガを教える事は可能かもしれません

でも、例えばアーサナひとつとっても、全くの初心者の人がいきなり養成講座を受けて数週間で教えるレベルに達するのはかなり難しいんじゃないでしょうか

例え、その人が元々とても身体が柔らかかったとしても、です

ヨガインストラクターの中には昔からバレエをやってました、新体操やってました、みたいな人が結構多いですが、そういう人ならすぐに教えるレベルにアーサナをマスターすることは出来るかもしれません

でもそれは、その人がヨガを始める前に膨大な時間を費やして自分の身体と向き合い、おそらく多かれ少なかれ心とも向き合い、鍛錬してきた土台があってこそのアーサナ習得だと思うのです
つまり何が言いたいかっていうと、人様にヨガを教えるレベルに至るには、アーサナひとつとってもそれなりの期間が絶対不可欠だということ
自分の身体を体感する、その行為をひたすら繰り返すことでのみアーサナを深めることの方向性が見えてくるし、人にそれを伝えて誘導する言葉が湧き出てくるのだと実感しています
(それすら、その先にある自分の心を見つめる行程への最初の段階に過ぎませんが)

***

運良く、私は今まで受けたティーチャートレーニングでは本当に尊敬できる素敵な先生に出会えて来ました!
色んな事を教えてもらいましたし、先生が学んでこられた色んな経験をシェアしていただきました

でも、どんなに先生の経験をシェアしてもらっても、結局自分が感じ取らなければ自分のものにはならないということがよく分かりました

それはティーチングスキルにも言える事です

例えば「このポーズを誘導するときはこんな言葉を使うとわかりやすいですよ」という、インストラクターとしてすぐに使えそうな誘導法を教えてもらったとしても、その言葉の感覚や意味を自分自身が体感していないと薄っぺらいレッスンにしかならないんですよね

逆に、自分が感じ取って自分の中から出て来た言葉は説得力もあるし、生徒さんにもダイレクトに伝わる気がします

そういうヨガを積み上げる事の重要さは、私自身が年数だけで言うとそこそこヨガ歴が長いからこそ理解する事ができたのかもしれません
私は母がもう30年来ヨガを嗜んでいるというのもあって、幼い頃からヨガには慣れ親しんできました
瞑想を行う母の姿も、アーサナを行う母の姿も、そして教えてもらったアーサナや呼吸法も、今思うと成長糧の一部でした

それは私がヨガを指導する上で一番底辺の土台となっているし、その土台があったからこそ、今まで受講したティーチャートレーニングを効果的に学習できたように感じています

 

ヨガは学習すべき教科ではなくて生き方ですから、本来はちょっとかじるとか、趣味でやってますとかいうスタンスで向き合うものではありません
なので指導者となるからには少なくとも「資格短期習得」なんてのは成り立たないし、その資格自体には意味は在りません

自分自身の気づきにのみ、意味は在る!
自分でたくさん感じて、自分の言葉を増やして、色々な感覚や経験を積み重ねてはじめて人に伝わるアウトプットが成り立つのではないでしょうか

「資格短期取得」を謳う講座で、大きな気づきや成長を得ることも十分あり得ると思いますが、
本来ヨガを指導できるレベルになるためにはそれなりの期間が必要だということと、
自分自身が感じ取って解釈したものだけがしっかり染み込んで、自分の力になるということ

こういう真理が「資格短期取得」に感じる違和感の正体です

どうせなるなら、インスタントなインストラクターではなく気合いの入ったインストラクターに!

道は長く、どこまでも続いていて、進めば進む程色んな景色が見えてきます
だからやっぱり、日々是修行なんです

 

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コメント1件

  1. こんにちは。激しく同感です。
    ヨガだけではなく、栄養指導とかなんとかダイエットみたいのも数日、もしくは一日集中講座のようなもので”資格”と呼ばれるようなものを取得して、それを使って起業できます、みたいのも最近たくさんありますよね。Yoga kurageさんがおっしゃるように自分の教養やトレーニングのためならばそれはそれで有益だと思うのですが、それをつかって他人を指導するっていうのはどうなんだろうと、私も常々違和感を感じていたところです。最近は色々な情報が気軽に手にいれられるからか、全体的な流れがファジーになっているような気がしますが、何事にも上っ面だけでなく、深さを持つということはとても大事なんじゃないかなと思います。

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    • >shironeco2さん

      >自分の教養やトレーニングのためならばそれはそれで有益だと思うのですが、それをつかって他人を指導するっていうのはどうなんだろう

      …そうなんですよ、そこなんですよね!

      絶対に短期間では習得し得ない技術や知識だからこそ、指導者としての価値も出てくるのではないかと私も思っています

      あとはそういう資格ビジネスみたいなものが、ヨガの精神からもちょっと離れている気がして…(^^;)

      shironeco2さんはご自身の身になる教養をしっかり見極めて取り入れていらっしゃる印象があり、とても刺激を受けています

      私も資格という言葉に惑わされずに、常に自分の成長の糧になる学びを積み重ねていきたいです★

      いいね


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