そのひとクセがクセになる マジカルな種『フェンネルシード』

インドのスパイス

そう聞くとどんなイメージが湧きますか?

まずカレーですよね、いわゆるターメリック、トウガラシ、ジンジャー、コリアンダーなど

インド特有のミックススパイス「ガラムマサラ」なんかはこれらの刺激的な強めのスパイスが喧嘩しないように、いやむしろ喧嘩しまくっているのをガン無視するかのように上手いことまとめた複合香辛料です

その他マサラチャイのカルダモンやシナモンなどのちょっとエキゾチックな甘いスパイスなんかも忘れてはいけません

こうやって見るとインドの食べ物はスパイス抜きには語れないことが分かります

アーユルヴェーダ的に考えるなら、亜熱帯地域を含む平均気温の高いインドでは消化力(アグニ)を消費してしまいがちなので、ガラムマサラのようなラジャス(激質)なスパイスを多用するに至ったのかと
(アーユルヴェーダ的見解からのカレーの話は以前こちらの記事で書きました)

しかしスパイス=ラジャス、と言い切れる程単純ではなく、スパイスの中にはタマス(惰質)なものもあればとてもバランスのとれたサットヴァ(純質)のものもあるんですよね

というわけで今回はサットヴァなスパイスと言われる「フェンネルシード」について掘り下げてみようかと
ついでにオススメのレシピもお伝え致します♪

***

フェンネルシード、東洋で言う茴香(ウイキョウ)
このイネ科の植物は歴史上、最も古い作物であり種子だけではなく葉も茎も、そして精油まで余すところなく古くから重宝されてきました

そんな茴香
はっきり言って、日本人で自己紹介文の「好きな食べ物」の欄に「茴香」と書く人はそう居ないでしょう
自分探し中の若人であったとしてもせいぜい「パクチー」止まりです

料理の隠し味として使用されることが多いフェンネルシードですが、そのまま食べれば味も香りも、その唯一無二過ぎな強烈なクセが海馬にがっつり刻ませること間違い無し

ですがそのクセが様々な料理の臭みを消したり、旨味を引き立てたりするアクセントになってくれるので、スパイシーな料理から魚を使ったレシピまで、わりと幅広く利用されているんですよね

特筆すべきはその効果効能です

フェンネルシードの独特な風味の正体はアネトールという成分なのですが、このアネトールが強力な抗菌作用を持っており、咳止めなどの風邪予防、口臭防止、整腸作用など、優れた浄化作用があるんです

インド料理屋に行くとよく置いてあるシュガーコートされたフェンネルシードは、食後のお口直し、口臭予防だけではなく、消化を促す目的もあるってことです

さらには豊富なビタミン類とミネラルによる美肌効果や抗炎症作用、発汗作用によるデトックス効果まで見込めるというのだからすごい!
フェンネルシードが食用だけでなく歯磨き粉や化粧品まで使われているのも納得です

アーユルヴェーダの見地からしてもフェンネルシードはドーシャのバランスがとれたサットヴァ(純質)な作物と言われています
そして何よりもアグニ(消化力)を整えてくれることが大きなメリット
何故ならアグニが弱まる事によって身体に溜まる未消化の物(アーマ)が毒素となり、あらゆる不調の元になると考えられているからです
漢方薬でも茴香は持つ消化液の分泌を高める生薬として使用されているし、昔から世界中でフェンネルシードの薬効は認められていたんですね

***

さてさて、そんなフェンネルシード
こんなに効果があるサットヴァな種子を食べない理由は見当たらないわけですが、やはりその独特すぎる風味がちょっと苦手と感じる人

そんな人にはドライフルーツと合わせたカラメリゼでまるごといただくのがオススメです!
元々フェンネルが苦手じゃない人にとっては最高のお菓子になるんじゃないでしょうか

まずはフェンネルシードを用意しましょう

ドライフルーツはお好みのもので良いのですが、私はドライイチジクがお気に入りです
イチジクは鎮静作用があると言われているのですが、それは風(ヴァータ)と火(ピッタ)の性質を穏やかにしてくれるからだそうです
私のようなヴァータ体質にはピッタリなんですよね
滋養もあるので体力が落ちているときにも嬉しいフルーツです

そして、てんさい糖

優しい甘みで、上白糖などとは正反対の身体を温める作用があります
色んなレシピに使えるのでとてもオススメ

さてさて、レシピというほどのものでもないのですが、フェンネルシードをサットヴァのまま、より効果的に栄養をいただくためにひとつだけコツがあります
それは、加熱しすぎない事

ナッツ類って基本的にはできれば生のままいただくのが1番なのです
ですのでカラメリゼする場合もそれだけは気をつけましょう

①ドライフルーツは細かく刻みます
包丁で刻んでも良し、プロセッサーでペースト状にするも良し

②沸騰した少量のお湯の中にてん菜糖を適当に入れて溶かし、
そこにドライフルーツを入れて煮詰めます

③かなりトロッとしてきたら、いよいよフェンネルシードを投入
入れたら火を止めて、混ぜて絡ませましょう

冷めたら出来上がりです

もうね、香りがまずフェンネル丸出しでひとクセ
ひと噛みすれば特有の風味でふたクセ
味わうごとにその風味とほのかな苦味が重なってあら不思議!さんクセ目にめっちゃ美味い!!

食欲防止効果もあるのでおやつには最適です
しかも美容と健康に効果的

なによりもその強烈なクセが、クセになります★

***

食べ物も人間も、独特の個性には良くも悪くも人を引きつけるパワーがあるものです
その個性が純粋で上質なものであれば、それこそが魅力になっていくのではないでしょうか

私もフェンネルシードのようなサットヴァな魅力を身につけていければなあなんて、これを噛み締めて思ったのでした

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パドマアーサナ(蓮華座)「いつの間にか」出来ることの素晴らしさ

蓮華座という、坐法

ヨガではパドマアーサナというナイスな名前が付いています
パドマアーサナ、うん、いい響き
パドマアーサナ、とりあえず言いたい

この坐法、片足ずつ足の甲を鼠蹊部に掛けて組むわけですが、実はその順番にそれぞれ意味があることをご存知ですか?

右→左の順に足をかけるのを降魔坐(ごうまざ)と呼び、修行中の身であることを表します

反対に、左→右の順にかけるのを吉祥坐(きちじょうざ)と呼び、これは悟りを開いた者の坐法となります

ほほう、つまり私ごときは右から組むのが正解ってことですね
とはいえ、意外に股関節の柔軟性や足首の柔軟性が必要な坐法なので、やり易い方から練習すれば良いのですが
私もその昔やり易さに物凄い左右差があったもんですが、気がついたらどっちも出来るようになっていて、今では昔どっちがやり易かったのかもう思い出せないくらいです

で、これで楽に座れるようになったら、足先を掴んでみる、こんな感じで…

前から見ると

これ、私ぜっぜん掴めなかったんですよ!
片手はまあイケるけど、両手っすか??と
掴めるわけないやんって、ちょっと諦めてました
なもんで、もう練習すらしてませんでした
ところが先日何気なくやってみたら、

あ、届くやん…!!

まだまだやっとこさで余裕ゼロやけどね

でも掴めたことが嬉しい!
しかもこればっか練習してたわけじゃなく、日々色んな練習を続けているうちに、いつの間にか届くようになっていた、というのが本当に嬉しいのです

***

ヨガのアーサナは物凄くたくさんあります
そりゃもう悶絶するくらい
ヨガの教本「ゲーランダ・サンヒター」によると、なんと8400万種類ものアーサナがあるんですって!

控えめに言っても「多すぎワロタw」
かなり猫背の人でも仰け反り必至の膨大さです

その中でも効果が特に得やすいアーサナは84種あるらしく、私たちが普段行ったり目にしたりするアーサナのほとんどはこの中にあります

いや、84種でもたいがい多いですよ!
8400万という数字の後ではなんのパンチもありませんが、その84種全てを正しく理解して出来る人はめちゃんこヨガをやり込んでいる方であると言い切れます

私などはまだまだ出来ないアーサナだらけなんですが、それでも色んなアーサナを毎日少しずつでも鍛錬しているうちに、このパドマアーサナも少し完成に近づいていたというわけです

私はここに、ヨガのアーサナの鍛錬の極意というかコクというかミソがあるように思えてならないのです

どれかひとつのアーサナに的を絞って練習する
その感覚を感じる、向き合う、呼吸する…
もちろんそれも有意義なヨガには違いないのですが、もし本当にそのアーサナを深めたいのなら、おそらくは他のアーサナもしっかり練習しなくてはならないでしょう

それがポテンシャルの底上げになり、それでこそやっと目的のアーサナに近づくということ

だから私はアーサナの練習って、その時凝っているものも含め色んなやつをやっていく派です
少なくみても84種もあるんですから、豪華なバイキングみたいなもんです
で、「あかんやん、やっぱりできひんやんこれ…一生出来る気しーひんやん」みたいなアーサナは一旦放置
んで思い出したときにまたやってみる

それを繰り返していると、あるときふと出来るようになっている(ことに気がつく)ことがあるんですよ

パドマアーサナのように心の背筋も伸びるようなアーサナをいつの間にか習得しかけていたことによって、更にアーサナ、延いてはヨガそのものへの理解が僅かに深まった気がします

やっとペーペーの修行者くらいにはなれたでしょうか?

***

アーサナのみならず、ヨガは何かだけしてればいいというわけでもないし、何かだけしなければいいというものでもありません

どんな行いもアーサナプラクティスも、それぞれに少しだけ丁寧に向き合うことで、自分自身の底上げをしていくためのものなんでしょうね、きっと

つまり結論としては
「野菜は色んな種類を食べなさい」

以上です(^^)

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