心地よさと追求のバランス 捻る段階を見極めるvol.1

捻る
ツイストする
スパイラルをかける

もちろんパーマの話じゃなくて背骨の話です

ヨガのアーサナにおいてツイストほど段階が調整しやすい動きはないのではないか、そう感じるほどに捻りのポーズには種類が豊富にあり、種類によって捻る程度も様々です

で、それが捻る系ならではの楽しいところでもあり、難しいところでもあります

というのも、捻る、だけで言うとわりと簡単な行為ですが、それだけに深く捻ることにとらわれて、押さえるべきポイントがなおざりになりがちだから
捻りのアーサナって呼吸するごとに深まっていくのが本当に分かり易いので、呼吸が浅くなったり、肩に力が入っていたりすると台無しです
もちろんそれは全てのアーサナに共通することですが、吸う息ごとに背骨を長く伸ばし、吐く息ごとに背骨の下の方から丁寧に捻る捻りのポースは呼吸ごとの変化を楽しむのにもってこいなんですよね〜
あー、捻りたい

では、どこまで捻るのか?

一般的に良くお目にかかるツイストポーズを例に、どの段階が心地良いかを探ってみようかと思います

***

段階が分かり易い座位の捻り

•••A•••
まずは、最もゆったりとした呼吸でキープしやすいAから
片足を伸ばすことによって下半身が楽に安定するので、上半身の余分な力が抜け易くお腹周りを無理なく捻る事ができます

ウォーミングアップからクールダウンの手前でも使える易しい捻りのポーズ

リラックス効果が高く、実は便秘の解消などにも1番適しているレベルなのではないかと思っています
こういう優しいツイストは捻りと呼吸を繊細に味わうためには一番適しています
吸って胸を引き上げおへそを縦長にするように背骨一節一節の間に隙間を作り、吐く息でその長い背骨を下から丁寧にツイスト

深く捻ろうとするよりもお腹周りを心地よく捻ることに焦点を当ててみましょう
肩の力は、リラックス

•••B•••
次に、ハタヨガのクラスなどで行う頻度の高いB
アルダ・マツイエンドラ・アーサナ(=半分の捻りのポーズ)です

下に来る脚を曲げ、かかとはお尻の外側に置きます
その上で骨盤を立てるためには左右の坐骨に均一に体重を乗せる必要があるのでAよりは股関節の柔軟性が求められます
肘は腿の外側に軽く引っ掛けるか、もしくは立てた膝を優しく抱え込んでもOK

腰骨を立てたままゆったりした呼吸でキープ出来るのであればとても気持ちよいアーサナです
できればお腹周りだけではなく肋骨の捻りにもより意識を向けて、肩がすくまない段階でキープしましょう

•••C•••
もう少し本気で捻りたい時はCまでいきましょう
引っ掛けた腕を、肩の骨を自分から遠ざけるように内旋して、上の足のすねを外から掴みます
もうこの時点で結構捻ってますよね、さらにここから呼吸ごとに捻っていくのがこのアーサナ
ここまで来るとより背骨の繊細な感覚が必要になります
吐く息ごとに腹筋を使って肋骨を捻る

背骨の下の方から一節一節丁寧に捻るのがポイント
腕を深くかけることでABよりも胸が開き易くなるのもこの段階のメリットです
肩や首がすくまないように、鎖骨周りを気持ちよく広げることができれば正解

もちろん、肩の力は、リラ〜ックス…

•••D•••
さらに深めたい時は後ろで手を繋ぐバッダ・アルダ・マツィエンドゥラーサナにチャレンジ

これは背骨への意識に加え、骨盤の使い方にもコツが要るちょっと難度の高いアーサナです

後ろで手を繋ぐために身体をコンパクトに集めましょう
そのためには決して骨盤から捻ろうとしないこと
あくまでも捻るのは背骨の付け根からです 骨盤は安定させたまま背骨の付け根から捻る事で初めて手を繋ぐことができます
実はこの感覚はABCの段階でも必要なのですが、案外と抜け易いポイントでもあります で、より正しく身体を使わなければ達成できないのがこのDの段階
手を繋ぐ事によってさらに胸が開き、肋骨のツイストも深まるという…

なんとまあよくできたアーサナではありませんか

***

座位の捻りポーズは段階を調整しやすいし、どの段階にも良さがあるのが素敵ですね〜★

ゆったりとした呼吸が楽にできる段階はどこか、それは柔軟性や慣れによって人それぞれですが、その日の自分なりのちょうど良い段階を探るのはとても面白いです

捻りがタイトになればなるほど意識的に深く呼吸することが必要になってくるので、アーサナへの追求と心地よさのバランスをとりながら続けていけば、少しずつ心地よいと感じる段階が上がっていきます

次回はさらにレベルを上げて、捻るアーサナを見ていきますのでお楽しみに♪

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