菜食主義について 私の本音

yasai

世の中には食に対して色々な思想や嗜好を持った人、逆に食にあまり思い入れのない人までさまざまいらっしゃいますね

ヨガを愛好していると、自然とオーガニックに興味が湧いたり、マクロビオティックな食事に触れる機会は多くなります

また、ベジタリアンを貫いている人と会ったり食事を共にすることもちょくちょくあり、私自身「ベジタリアンですか?」と質問を受けることもたまにあります

以前にもヨガの八支則についての記事を書きましたが、ヤマ(禁戒)の中にアヒムサー=非暴力という項目があり、これを貫徹しようとするとどうしたって獣を殺生して食するという肉食行動を断たざるを得ませんから、ヨガ愛好家にベジタリアンが多いのも当然ですね

で、私はどうかというと、全くもってベジタリアンではありません

食べてます、肉

そして卵やお魚その他動物性のタンパク源を、厳しく制限した食生活はおくっていません

でも、かく言う私も以前1年以上、菜食生活を送っていた時期があります
そのときは「よし、今日から肉を絶とう!」と決めたわけではなく、徐々にお肉を食べなくなりその内授乳をきっかけに油物を摂らなくなりついには全然食べなくなっていた、という感じだったので「ほぼベジタリアン」な時期を入れるともっと長かったと思います

結果どうだったか?

まずめっちゃ痩せました
今より5キロくらい痩せてたんじゃないかな…木の椅子に座ると坐骨が当たって痛かったのを覚えています、ズボンはスカスカ

健康診断の結果はヤバかったです
体重足りてない、体脂肪足りてない、コレステロール足りてない、血が足りてない…
痩せる事それ自体は悪い事でもなんでもありませんが、大切なのは痩せ方ですよね

確実に栄養不足のあかんやつでした

「そんなにお肉食べたくないし、私は健康!」と思っていたのに、まさかの再検査になってショックを受けたものです

もちろん菜食主義で良かった事もあります
スタミナが無かったかというとそうでも無く、逆に身体が軽くてフットワークは軽かったです
あと、あまり間食を取りたい欲求が無くなってお肉系を食べない以外は理想的な食生活でした

にも関わらず、健康診断の結果からも分かるように全然健康では無かったし、生理が乱れたりもし出してこれはいかんなあと気がついたわけです

身体の声、聴けてないやん!ってね

***

というわけで、私は人間本来の雑食生活に戻りました

私には菜食主義はまだ早かったようです

健康的な菜食生活に必要なのは、それを良しとする思想だけでなく、順応する体もまた然りなのですね

気持ちだけで、安易に動物性のタンパク源を断つべきでは無い事を学びました

断っておきますが、思想を持って菜食主義を貫いている人達は素晴らしいと思います!
それだけで意志の強さも感じますし、真似できないのでリスペクトです

ただ私が言いたいのは、菜食主義というのは本来、心と身体が両方整ってから自然とそうなっていくべきものだということ

元より人間は雑食の生き物なのですから、下手に制限するよりは感謝の気持ちを持ってありがたく頂けば良いのではないかと思うわけです

もし自分からは食べないとしても、心のこもったお料理をもてなされて、そこにお肉が使われていたときはその気持ちごとありがたく頂く、くらいの緩さがあった方が、今のこの世の中を生きる上でバランスが良いのではないでしょうか

だってもてなされたお料理のお肉にすら手を付けないのは、思想なのかエゴなのか微妙じゃないですか?
その獣がどんな残酷な経緯でそのお料理になったのかは分かりませんが、今、自分の眼の前にお料理として巡り合わせているわけです

それを食べないことで、その獣は浮かばれるのでしょうか
それとも、食べると獣への暴力に加担した事になるのでしょうか

私はそうは思いません

そんな事より目の前に居る相手の温情を有り難く受けやがれ、と言いたい

だから、ガチガチに主義を貫こうとするあまり、その主義がエゴになるような生き方はしたくないのです

***

ヨガを深めたその先に、本当の意味で心身が肉食を必要としない日が来るとすれば・・・

私にはまだまだずっと先の話になりますが、生きているうちにいつかは到達できるかもしれません
もしそうなれたら、それは素晴らしいことです♬

そのためにもまずは足るを知ること、そして感謝することから、もっともっと練習していきたいと思います★

 

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