ヘッドスタンド、シルシアサナ
アーサナの王様と呼ばれるこのポーズ
シルシアサナで長時間キープ出来るようになると、アシュタンガヨガや少し上級者のヨガクラスでは、シルシアサナから脚を床と平行まで下ろしたこのハーフベンドと呼ばれるウルドヴァ・ダンダーサナへ移行し・・・
さらに10呼吸目安にキープするのが基本的な流れです
その他ヘッドスタンドのまま前後や左右への開脚、結跏趺坐、果てはスコーピオンなどなど
バランスのバリエーションは広く深く・・・
基本的なシルシアサナって、ちょっとコツが分かればすぐ出来る場合もあると思うのですが、そこからハーフベンドに移行し、キープする
この過程を辿れるようにならないと、本当の意味でシルシアサナを完成させられていないように感じます
というのも、ヘッドスタンド、シルシアサナからハーフベンドに移行する過程にこそ、重要なバランス感覚や力の入れ方などの要素が含まれているように思うからです
では、そのコツって何ぞ?
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まず、シルシアサナからウルドヴァ・ダンダーサナに移行する上でめちゃんこ大切なのは、バンダ(締め)の意識です
特にムーラバンダ(肛門・会陰部の引き締め)とウディヤナバンダ(ざっくり言うと腹部の締め)
これらをしっかり締めておく事でちょっとやそっとでは倒れない体幹が用意出来ます
熟練のヨギ・ヨギーニの方にとっては無意識レベルで行うくらいの基本的な事なのでしょうが、私めは中2頃の異性の目ばりに意識しないと締りません
「バンダ締めるって何⁈どうやんのそれ?」或いは、
「いやバンダは分かるけどさぁ、この体勢で締めにくいよね」という方も、いらっしゃることと思います
・・・そんな方に向けて、ひとつ提案
汚い話で申し訳ないのですが、排便・排尿を我慢しながら練習してみるってのはどうでしょうか(笑)
多分その辺のバンダ、ナチュラルに引き締りますから!
これ、ほんまにいい練習方法やと思うねんけどなぁ・・・
私は残念ながら体得してからこの方法を思い当たった&排便・排尿我慢中でヘッドスタンド→ハーフベンドの練習している人にまだ巡り合えてないので、この練習法の効果のほどを確認した事がありません
試した方、いらっしゃいましたら、よろしかったらメッセージください(笑)
プライバシーはガチガチに守り通します
あとは脚の内側の引き締め
実はこれも重要みたいです
分かりにくかったら膝裏を伸ばす意識をすれば自然と引き締まります
慣れるまでは脚を降ろす時に踵を押し出して、足首をフレックスに保つのもいいかもしれませんね
それらの引き締めをしたら、お尻を後ろへ少し引きバランスしながら脚を降ろしていきましょう
ウルドヴァ・ダンダーサナの完成
慣れたらそこからもう一度息を吸いながらシルシアサナへ
そして吐きながらまたウルドヴァ・ダンダーサナへ
バンダの締めも意識しながら・・・
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インナーマッスルや丹田への意識、そしてバランス感覚
重力って足裏で感じるのと頭頂で感じるのとこうも違うのか、とか
ヨガに必要な要素がギュッと詰まった、偉大なポーズですよね!
YOGAは「繋ぐ」という意味を持つ言葉ですが、
ポーズからポーズへ繋ぐ
その過程で身体と呼吸を、延いては心と身体を繋ぐ
そして、自分自身と自分以外の世界を繋ぐ
私はこのプラクティスをしていると何か、身体と感情が静まって一体化し、自分が地球に生えている植物のような気分になってきます
シルシアサナからウルドヴァ・ダンダーサナへの流れは、ある意味、YOGA=「繋ぐ」の意味をストレートに感じやすいポーズなんじゃないかなぁと
よーし、私ももっともっと、繋ぐYOGAを深めて行こう!
と、鼻息荒く志すのでありました
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